どうもフロッキーです。
この記事を現役の高校生、または浪人生どちらが読んでいるのかは分からないけれど、両者に共通して言えることがある。
それは
受験時代にアルバイトをしてはいけない
ということだ。
今回はその理由について考えたい。
なぜアルバイトしてはいけないのか

とは言っても例外は存在する。すでに志望校に合格するだけの学力があり、目をつぶってても受かるような人は、アルバイトをしてもいいと思う。
だけど、九割の受験生はこの条件に当てはまらないはずだし、そんな受験生はこのような記事を読まない。
僕がこの説を唱える理由として、人間のエネルギーについて考える必要がある。
ここでいうエネルギーとは、何かを成し遂げる際に必要な動力のようなもので肉体エネルギー50と精神エネルギー50を足したものだと僕は考えている。
これらを足した合計100%を総合エネルギーと名付けよう。
精神50+肉体50=総合100%
そして、受験というのは肉体エネルギーはあまり使わないけれど、精神エネルギーを嫌というほど使う。
伸びない学力、何かと干渉してくる親、ゲームや漫画の誘惑など受験生は考えなければいけないことが多い。
この精神エネルギーはウィルパワーとも言われている。
だから
「部活動を引退したから体力は有り余っているはずなのに、なんだか疲れる」
という人は精神エネルギーが枯渇している可能性がある。
勉強しているだけで、精神エネルギーをどんどん消耗してしまうのに、アルバイトを始めると何が起こるだろうか。
なんと肉体エネルギーと精神エネルギーを両方を消費してしまうのだ。
肉体エネルギーは、労働するのだから当然消費する。
さらにお客さんのクレーム、店長からの注意、上司の嫌味など精神エネルギーを削る要素は数えだしたらキリがない。
ではアルバイトと受験勉強によって、総合エネルギーが尽きた人間はどうなるのだろうか。
僕の実体験としては、全くやる気がおきなくなる。もはや自分の好きなことでさえしたくなくなる。
そしてただただ失ったエネルギーを取り戻そうと睡眠で補うように行動するようになる。
このように、もはや勉強どころではなくなってしまうのだ。
どの程度、差をつけられてしまうのか

大学受験というのは経済的、環境的な違いにより受験を意識していなくても格差が生じてしまう受験競争だ。
それなのに、アルバイトをするということはエネルギーという唯一平等なものまでを犠牲にし、自らハードルを追加するようなものなのだ。
だから経済的理由でどうしてもアルバイトせざるを得ない人以外は、アルバイトするということは自ら受験競争を圧倒的に不利していることを自覚してもらいたい。
そしてアルバイトせざるを得ない人も、人並みに頑張っても報われないということを意識するべきだと思う。
なぜなら、みなさんがアルバイトしている間に、ライバルの浪人生は勉強できるからだ。
具体的な数字

僕のケースを見てみると5月の終わりから12月の15日までの約7か月間アルバイトしていた。
週3日として、一日のシフトは午後5時から10時閉店までだが、実質の拘束時間は移動や休憩、労働時間を合計した6時間であった。
つまり最大で
6時間✖3日=18時間
18時間✖4週=72時間
72時間✖7か月=504時間
もの勉強時間の差が生じている可能性がある。
一日6時間勉強する人だったら、84日分の勉強を放棄したのと同じだ。
これを見たらアルバイトを気分転換などと言ってしたいとは思わないと思う。