【やめとけ?】スーパーのレジ9カ月をやってみた。マニュアルと人間関係に疲れた体験談。

一人語り

どうもフロッキーです。

僕は某チェーン店のスーパーで9カ月アルバイトしたことがあります。

明らかに自分の適性に合ってない仕事によりかなり苦労しました。

 

そこで今回はスーパーのレジってどんな仕事が気になる方のために,詳しくまとめたいと思います。

人間関係の部分をフォーカスしすぎて6000字になってしまいました。大型記事(笑)

でもこういうドロドロした部分こそ,僕だったら知りたかったので書きました。

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スーパーのレジって正直どうなの?

あまりおすすめではないですね。僕にとっては大変な仕事でした。

あまりしゃべらない男性は大変だと思います。

この仕事はやはり女性が向いてますね。僕の職場にもレジはほとんど女性でした。

まず「何かをずっとしゃべり続けること」が,普段はしゃべらない男子にはきついです。

あごが取れそうになりました(笑)

 

しかもマニュアルがしっかり決まっているので,「いらっしゃいませ」などをきちんと言わなくてはいけません。

几帳面でないずぼら男子は,レジのお局さんにしごかれると思います。

 

あとは人間に接する仕事なので,当然人間関係が良いか悪いかで全く働きやすさが違います。

正社員やお局さんの機嫌を取れる外交的な人はいいかもしれませんね。

ぼくみたいに一切外交取らずに辞めるタイミングで孤立せずに済みます・・・

 

仕事面では覚えることが多いのがデメリットですが,他はそれほどきつくはありませんでした。

ただ人間関係ミスると詰みます。これはどの職場でもそうだと思いますが,おばさんに嫌われやすい人は要注意です。

このような仕事に関係ない人間関係にも気を配らないといけないのが,女社会って感じでした。非常にめんどくさい。

 

それでは「スーパーレジの業務内容と1日のシフトの流れ」を見てきましょう。

スーパーレジの業務内容と1日のシフトの流れ

僕が普段入っていたシフトは,夜18時~22時。そして閉店作業が1時間ぐらいでした。

夜のレジの仕事内容として

  1. レジで接客
  2. 商品の前出し
  3. 閉店作業

が主な仕事でした。

レジの接客はひたすらお客さんをさばきます。「いらっしゃいませ」から始まり,商品を間違えないようにスキャンして,会計を済ませます。

今は,スキャンと会計が別のところが多いので,かなり楽ですね。

そして支払いを終えて,ビニール袋を商品の上において「ありがとうございました」で次のお客さんへ。(今はビニール袋もないですね。)

商品の前出しは,売れて凸凹してる商品を後ろから前に出して整える作業です。これは暇なとき,閉店後にやります。

そして閉店作業は,特定の葉物(ほうれんそうとか)をかごに詰めて,冷蔵室に移動する作業です。その準備を閉店30分前とかから始めます。

かごのイメージはこんな感じ↓

冷蔵室にしまう野菜や果物が結構あって,かごを三つぐらい重ねて,台車に乗せたセットを10連ぐらい用意してどんどんしまっていく作業です。

そして閉店したら,その作業を完了させてごごごっと押していき,冷蔵室に入れれば完了です。

 

つぎに一日の流れをご紹介します。

まずスーパーに出勤したら,身だしなみチェックを正社員の人から受けます。帽子,エプロン,シャツ,爪の長さなどをチェックされます。

そしてレジに入ります。今日は3番レジに入ってください,というように。

それから1時間レジをやったら,ほかのバイトの人と交換して違う作業をします。ずっとレジは疲れるので,交互に格納作業したり,前出ししたりしてました。

格納準備や前出しの途中でレジが混んできたら,レジに戻るみたいなことを閉店まで繰り返します。

まあ朝などに比べると夜は楽ですけどね。お客さんも少ないので。

 

閉店後,格納を完了させて店の商品の前出しを仕上げたら解散でした。

僕の店だけだけだと思いますが,毎回ケーキやらお菓子を買ってくれるナイトマネージャーのおじさんがいました。

1回2000円ぐらい買ってたような。20日買ったら4万ぐらいかかります。どうやら実家が裕福だったようです。詳細は分かりません・・・

店舗によってはこんな感じでお土産があるかもです!

 

作業はこんな感じです。

基本はこれだけやっていればよいので,何カ月かすれば完全に慣れます。

 

ただ大変な部分が結構あるので紹介します。

スーパーレジのつらいところ

つらいところは以下の通りです。

  1. とにかく覚えることが多すぎる
  2. マニュアル守らないと怒られる
  3. 人間関係がガチャ(従業員,お客さんどっちも)
  4. しゃべることが多すぎる

とにかく覚えることが多すぎる

Tired young woman sleeping on desk with books.

とにかく覚えることが山のようにあります。

最初の1カ月は正社員の人がずっとついてワンツーマンレッスンか,研修センターで2日とかかけて教えてもらうようです。僕はワンツーマンスタイルでした。

 

例えばさきほど「レジで接客」と簡単に書きましたが,これだけでも相当覚えなければいけません。

  • 挨拶のためのフレーズ5個ぐらい
  • バーコードで登録されていない商品のボタンの場所
  • 使える商品券と使えないものやそれを通すやり方
  • たばこの銘柄
  • クレジットや現金の会計方法
  • 商品をスキャンするときの掛け声
  • 両替の小銭の補充方法
  • レシートの紙の交換方法
  • 駐車場のマシンの使い方
  • ビニール袋の補充の仕方や整え方
  • 領収書の書き方

などなどこれ以外にもこまごまとしたルールはまだまだあります。

覚えること多すぎ!!

 

いくつか紹介しましょう。

例えば,バーコードで登録されていない商品のボタンの場所。

全部の商品をスキャンできればいいですが,ネギとか果物にはバーコードがついてなかったりします。そういう時はモニターのボタンを使います。イメージはこんな感じ↓

ボタンを押せば「ネギ 130円」と登録されます。このボタンの数が結構多かったんですよ。

ネギなどの野菜はもちろん果物,コロッケ,焼き鳥・・・みたいな小物が40種類ぐらいボタンがあって2,3ページに分かれてました。

定番の物の場所は覚えますが,たまにズッキーニ的なレアキャラが来てテンパりました。

僕はだいたいとなりのレジの人に聞いてました・・・

 

たばこの銘柄も大変でした。レジの隣にたばこがあったのでこれも覚える必要がありました。

親切に何番とか言ってるくれる人ならいいんですけど,たまに頑固じじいが「LARKのなんとか」と言ってくるんですよね。

何種類もあってどれがどれだか分からないよ!肺気胸になってからタバコとか御法度で一生吸うことないのに!

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肺気胸になって手術して死にかけた話はこちら↓

2回肺気胸のなって入院して手術した話。初期症状、血気胸、胸腔ドレナージのつらさなどまとめ。

マニュアルを守らないと怒られる

これは人間関係にもつながってきますが,レジの正社員や古株バイトの人は几帳面な人が多いです。

そのため教わったマニュアルをちゃんと守らないと怒られます。

例えば

  • お客さんを待たせたら「お待たせしました,いらっしゃいませ」を言わなければいけない
  • となりのレジからお客さんを連れてくる場合は,必ず2番目の人
  • 「お豆腐が1点~」という声を出さないといけない
  • お客さんが買うのをやめた生ものは,必ずすぐにサービスカウンターの人を呼ばなければいけない

などなど。

俺みたいな適当な人間は完全に場違いです・・・

 

「お豆腐が1点~」とか正直いらなくないですか?でも正社員が見張ってたら言わないとだめです。

となりからお客さんを呼ぶときも,となりのレジの会計がもう少しで終わりそうなら,3番目の人を呼ぶ方が効率が良いと思うんですよ。

こういうのも必ず2番目の人に声をかけないと怒られます。

 

「買うのをやめた生もの」というのは,例えば刺身をレジまで持ってきてたけどやっぱ買うのやめるわ,という人がたまにいます。金額が想像より高かったみたいな。

レジスタッフはレジをしないといけないので,戻してもらうサービスカウンターにいる人を呼ばないといけません。

でもこれ忙しいとついつい忘れてしまうんですよね。レジ下に置きっぱなしになってしまったり。

 

そんな時に,僕のレジに生ものを発見した朝シフト終わりで買い物にきた古株バイトの人が。

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いつもは温厚そうな,まいうーの石塚さん的な人でしたが,その時は

「なんでそれサービスカウンターの人呼んでねえんだよ,待ってやるから今呼べよ」

ときつい口調で言われました…。レジ初めて1カ月ぐらいの時でしたね。

ミスは指摘されて当然ですが,言い方がありますよね。「それ戻した方がいいよ。今○○さん読んじゃって!」みたいにソフトに言えばいいのに。

いつもと態度が豹変して怖かったですね。人間見た目では分かりません。

僕が慌てて作業してると,そのまいうーの友達が来きました。すると

「こいつが魚戻してなかったから怒っといてやったぜ」

みたいにどやってました。なんだこのまいうー。

人間関係がガチャ(従業員,お客さんどっちも)

もうさっきのエピソードで分かると思いますが,人間関係ですべてが決まります。

ブックオフの記事でも書きましたが,バイト系は人間関係が必ずランクインしてきますね。

ブックオフのバイトってどうなの?7か月働いてみた。休日忙しいけどオタク多くて面白い!

僕のこの店舗での人間関係は基本はうまくいってたんですけどね。一応9カ月は続いてますから。

最初は,さっきのまいうーとかレジのおばさんに怒られていましたが,2か月目以降は特に怒られることはなくなりました。

 

ただここで書きたいエピソードは2つあります。それは

  • お客さんがクレーマーならめんどくさい
  • 部門移動が決まって一気に関係悪化

です。

お客さんがクレーマーならめんどくさい

僕の時代はビニール袋を,ほとんどのお客さんに付けていました。

そのビニール袋がくせもので,一応の目安はあるんですけど中の袋2枚か大一枚かみたいなことを瞬時に決めないといけません。

しかもマニュアルに中2枚と書かれていた量の商品だったので2枚出すと

「なんで大きな袋1枚じゃねーんだ!変えろ」とおやじに怒られたりします。

今はビニール袋を選ぶこともほぼなくなったんじゃないですかね。うらやましい限りです。

 

しかもこういうおやじに限って常連なんですよ。これはめんどくさい。毎晩のように買い物に来ます。

最初にあのように怒られてしまうと,苦手意識がついちゃうんですよね。

俺のレジにくるなよ~と強く願ってました。基本2つのレジで対応してたので確率は50%。たまに来ちゃうんですよね。

まあ怒られてからは,ちゃんとその人の特性を理解して怒られることはなかったですが,最後まで嫌でしたね。

女性の店員には死ぬほどやさしいんですよ。このおやじ。なんやねん。

 

あとこれは僕の話ではないですが,かわいい店員の人は,おやじにナンパされたりしてました(笑)

「連絡先教えてよ~」と。当然断っていましたが。

ナンパされた人はこんなジェスチャーをしてましたが,なにか誇らしげだったような・・・

 

こんな感じでお客さんがめんどくさいと大変です。

僕もこれがレジバイトをやめた原因の1つです。あのおやじ毎晩きますからね・・・

部門移動が決まって一気に関係悪化

そしてもう一つが品出しの方が楽しかったから,という理由がありました。

というのも,閉店後に品出し部門の人たちの仕事が終わらなくて,よく手伝っていたんですね。

すると,レジとは世界が違って,とても働きやすいんですよ!みんな祭りみたいなノリで,うぇいうぇい楽しんでいる中に入れてもらいました。

そしていつも感謝されるわけです。「フロッキーほんとありがとね」と。

 

そんな最中,品出しのアルバイト募集ということになりました。すると品出し組の中で「フロッキー来ない?」という話になったんですね。

僕もレジはどうもマニュアルが多すぎてあってなかったし,近々やめる話になってました。

でも品出しに移動できるなら大歓迎でした。

 

そもそも僕は最初品出しの応募で面接にいったのに

「うちの近くの店舗がレジが足りないみたいなんだよね?君レジできる?」

と違う店舗から,その店舗に回されたのがスタートだったんです。

 

しかしこの案に,レジ組と副店長が猛反対。主にレジ夜のおばさんたちと副店長ですね。

他のレジの若い人は,移動しても良かったようです。

 

おばさんたちの意見としては,レジが足りてないわけではないが,部門移動なんてけしからんということでした。そんなのはわがままだと。

副店長は,「一度やめるといったやつはとっととやめるべき」という考えだったようです。

「フロッキーが移動するなんて絶対ダメって,私,副店長言ってきたから!」

とレジのおばさんに言われたりしました。

 

ただ品出しの正社員の方が説得してくれたらしく,移動できるかどうか決まるし出勤すると

「分かったよ,移動していいよ。でも条件として忙しかったらレジやってな」

と副店長に言われて,ははーとお辞儀したのを覚えてます。

 

レジを9カ月やって,その後品出しを半年ぐらいやらせてもらいましたが,やっぱ楽しかったですね。水を得た魚とはまさに僕のことで

マニュアル地獄から解放されてのびのびと働きました。

結局この店をやめて1人暮らしを始めたのですが,その先で同じチェーン店に応募して即採用され,以後4年ぐらい品出しをすることになりました。

【評判】スーパーの品出しはアルバイトで超オススメな理由。現役3年目が語る。

 

ただこの半年,レジのおばさんと正社員の人とは一切口を聞かないというか「いないもの」として扱われましたね汗

同じ店舗で部門移動するというのは,こんな感じなんでしょうね。

しゃべることが多すぎる

さきほどの人間関係に比べれば,たいした話ではありませんが

普段しゃべらない男子は,レジはきついです。

さきほども書きましたが,「いらっしゃいませ,ありがとうございました,またお越しくださいませ」みたいな呪文をずっと言わないといけません。

リアルに口というかあごが開かなくなってくるんですよね(笑)

女子たちはそんなことないそうなので,やっぱ構造がちがうな~と感心してました。

スーパーレジの良いところ

一応レジのいいところも考えました。

  1. 一回覚えちゃえば流れ作業のようにできる
  2. 忙しいと時間が経つのが早い
  3. 女子が多いから出会いも多い

一回覚えちゃえば流れ作業のようにできる

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最初は覚えることが多いですが,逆にいうと覚えてしまえばあとは自動で出来ちゃいます。

レジの人も

「一回覚えちゃえば頭使わなくていいから楽~」

と言っていました。

この辺はメリットでしょうね。

あとは品出しみたいに店を動き回る必要はなく,ずっとレジに立ってればいいのでそれが楽な人もいるでしょうね。

忙しいと時間が経つのが早い

よく暇だと時間の進みを気にしちゃうという人もいると思いますが,レジは割と忙しいことが多いです。

あまりぼーとする時間はありませんが,たまに暇なときはとなりの人と話したりしてました。

でもどどどっとお客さんが来たときは,一気に時間が進みます。

これも人によってはメリットかも

女子が多いから出会いも多い

これは男子だけのメリットですが,女性比率が高いので出会いやすいと思います。

逆に品出しは,男比率が高いので出会いという面ではレジの方が男子は有利です。

仕事自体は,完全に品出しのほうが僕は好きですが,おしゃべり好きで出会いを求めてる男子はレジがいいかもしれませんね。

まとめ

いかかでしたでしょうか。

今回は人間関係とデメリットを中心にスーパーのレジについてまとめました。

僕って,好き嫌いがはっきりしてるんですよね

だからメリットデメリットまとめる記事はいつもこんな感じで偏りが・・・

 

まあ参考になれば幸いです!

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