初心者が洋書を読めるようになる方法。おすすめ洋書10冊と読み方を解説!

英語

どうも、フロッキーです。

簡単な英語は読めるけど、なかなか難しい洋書が読めるようにならない!

という方に向けて

今回は

  • 初心者の方におすすめの型破りな洋書の読み方
  • 超具体的にどうやって読んでいけばよいのか
  • 課題図書10冊

を徹底解説します。少々根気がいりますが、初心者から中級、上級になるには一番早い方法だと思います。

そもそも英文に慣れていないという人は、まずはこちらから目を通していただくのが良いと思います。

英語が全く読めない人向けの勉強法!0から始める英語多読。

初心者が洋書を読めるようになる方法

あえて極論を申し上げたいと思います。

YL4.0ぐらいの洋書10冊を英英辞典、翻訳機能をフル活用して読み切る。

いきなり中級レベルの洋書を読み始めてしまう勉強法を紹介します。(YLとは読みやすさレベルのことです。詳しくは以下で。)

そもそも英語多読って?YL(読みやすさレベル)、語数など基本用語の解説!

とはいえ、僕は違う方法で大人の洋書が読めるようになりました。

①SSS式という英語多読法を忠実に200万語ぐらい読み切りました。これは辞書などは使わず、やさしい本を多く読む方法です。これに1年半。読めた洋書はYL4.0がやっとという感じ。

そのあとは

②自分が思うように洋書を読んできました。この時は、SSS式では時間がかかりすぎるのでひたすら難しい洋書を英英辞典をフル活用して読破しました。これも1年半ぐらいで読めた洋書はYLは7.5!

ここらの体験は以下の記事に詳しいです。

僕も洋書が読みたくて頑張った955日。英語多読で読んてきた245冊。

この体験から

「わからないなりに、洋書を調べながら読んでいったほうが短期間の成長しもっと早く洋書読めるのでは?」

という仮説が思い浮かびました。①でもじりじり英語力は上がるのですが、②のほうが負荷が大きい分、一気に成長しました。

ですのでこの記事では、思い切って僕が②でやった方法を初心者の方におすすめしたいと思います。

まず、フロッキー流英語多読の注意点を書いた後に実際に英語をどう読むのか説明します。

最後におすすめの課題図書を10冊紹介します。この10冊を今回の方法で読破すれば初心者の域は脱しているはずです。

フロッキー流英語多読 読み始める前の準備編

日本語の翻訳版を読んだ洋書がある場合

これがあったらそれを読んでください。

1読しているなら、全体の流れは把握しているのでこの無茶ぶりがしやすいです。ページ数は200ページ程度のものがおすすめですが、読みたいものが明確にある場合は関係ありません。400ページでもいいと思います。

僕の場合は、Momo,fuctfullnessは日本語と英語で2回読みました。

モモ (岩波少年文庫)

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ミヒャエル・エンデ, 大島 かおり
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自分が日本語で読んだことある+課題図書10冊を読破すればかなり英語力がついているはずです。

読むときに使う媒体は?kindle?ipad?

読む媒体ですが、

児童書、小説はipad版kindle

ノンフィクション、ビジネス書はkindle

がおすすめです。

この課題図書ではipad版 or pc版のkindleがおすすめです。というのも今回は児童書がメインなのでイメージ検索を使うからです。

この使い分けについては別記事にまとめます。

この読み方はかなり背伸びした方法です。紙の洋書では十中八九わからない単語だらけで挫折します。SSS式の英語多読はこの紙の洋書ベースで考えられているところが弱点です。

しかし僕が紹介する読み方は、電子書籍を使用します。その結果、英英辞典、翻訳機能、イメージ検索をフル活用することによって自分の英語力をアップさせて難しい洋書を読破できるんです。

分からない単語はどうする?

当時は英語脳の呪縛にとらわれており、英英辞書を推奨していましたが今は日本語辞書で良いと思います。さっと確認すれば一瞬で理解できると思います。

ただし返り読みは一切せずに頭から読んでください!

ここでは過去の僕のように英語脳を作りたい人向けに英英辞典についても書きます。

この時に調べるのでおすすめの英英辞典はMerriam-Webster’s Advanced Learner’s Dictionaryです。

登録単語は約10万語なので、ほぼ解決します。逆にそれに載ってない単語はマイナーなのでひとまず飛ばしてよいと思います。

Merriam-Webster's Advanced Learner's English Dictionary

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Merriam-Webster
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1文がまるまるわからない場合は、1文をDeep Lに張り付けて意味を確認します。

英英辞典については動画も上げてます。

 

具体的な洋書の読み方

さてここでは、実際にCharlotte’s Webの一説を用いて流れを解説します。

今回はちょっと面倒そうなこの場面を使います。豚のウィルバーが小屋から逃げたして、人間たちに追われているシーンですね。

まず一通り読んでThe cocker spaniel からhe would like it まで行きます。

ここでいきなりcocker spanielを調べてしまうと、文章全体の把握ができないのでおすすめしません。初心者の段階では、1段落すべて読んでから、1つずつ調べていくのが良いと思います。

そして青色で印をつけながら、分からないなりに1段落すべてを読むとこんな感じになります。

ではまず、cocker spanielをイメージ検索で調べます。この犬ねってことが分かります。

で次にcommotion。ここではnoisy excitementと書かれています。うるさそうですね。このMerriam-Webster’s Advanced Learner’s Dictionaryでもし分からない単語が出てくるようなら、それは英和で、すべて調べてください。

さすがにこの英英辞典の英語が読めないと、英語多読は厳しいです。

そしてbarnもイメージです。

ここであの犬も騒動を聞いて、barnから出てきてchaseに加わったシーンが想像できますね。

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そして1文が分からない場合は、このように翻訳を使います。

正直児童書では、すべて英英辞典で理解したいところですが、理解を助けるために使っても良いでしょう。

whereのあとは、machine shedのことを説明してますね。英語っぽい書き方です。

ここで注意ですが、翻訳を使って意味を理解したらまたhe came ~ と読んでいき、頭から理解するようにしてください!

これをいちいち

he was mending a tool. →the machine shed → he came out of

と後ろから訳すのはダメです!

翻訳していると変な癖がついて読むのが遅くなってしまうので、日本語訳はあくまで手助けぐらいのつもりで、英語は英語で理解する努力が必要です。

彼が出てきたシーン → machine shedから → 彼が道具を直してたシーン

という感じで前からイメージを想像します。

でmachine shedはこんな感じ。

asparagus patchもこんな感じで、そこの一文はこんな意味です。

やはり後ろで説明していますね。英語は基本全部これなので、膨大に文章を読んで慣れます。

これで全部調べましたね。

そして再びthe cocker spanielから読んでます。するとかなり分かりますよね。

こういう感じで自分が分かる単語、1文をどんどん増やしていくと、だんだん調べる回数も減っていき洋書が読めるようになりますよ!

具体的な洋書の読み方を動画でも

動画では星野の王子様を英語多読しています。

少し方向性が違いますがどのように読んでいけばよいのか、という流れはわかると思います。

フロッキー流 課題図書10選

それではざっと10冊を紹介します。上から順番に読破することをおすすめします。

  1. 走れメロス Run, Melos, Run (ラダーシリーズ Level 1) YL2.5
  2. Who Was Steve Jobs? (Who Was?)3.0
  3. Fantastic Mr. Fox 3.5
  4. My Humorous Japan4.0
  5. Boy in the Dress 4.0
  6. who moved my cheese? 4.0
  7. The Wizard of Oz 4.5
  8. A Bear Called Paddington 4.8
  9. Charlotte’s Web (A Puffin Book) 4.8
  10. Holes (Holes Series) 4.6

これをある程度の理解ですべて読み切ったら、英語を英語で理解する感覚が分かると思います。

それでは見ていきましょう。

走れメロス Run, Melos, Run (ラダーシリーズ Level 1) YL2.5

これはラダーシリーズであれば自分の好きな作品でよいと思います。

まずは小手試しです。日本の知っている作品であればそこまで難しくないはずです。

日本語で大枠を知っているというのは、とてもアドバンテージになります。

走れメロス Run, Melos, Run (ラダーシリーズ Level 1)

走れメロス Run, Melos, Run (ラダーシリーズ Level 1)

太宰 治
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Who Was Steve Jobs? (Who Was?) YL3.0

このWho Wasシリーズも自分の読みたい偉人を選択するのが良いでしょう。

Who Was Steve Jobs? (Who Was?)

Who Was Steve Jobs? (Who Was?)

Pollack, Pam, Belviso, Meg, Who HQ
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Fantastic Mr. Fox YL3.5

これはなかなか難しいかもしれませんが、話の大きな流れを追うようにしてください。決して今の段階で100%理解しようとは思わないで、読み進めてください。

このフロッキー流は自分のレベル以上の洋書を選んでいるので、分からなくて当然です。

Fantastic Mr. Fox

Fantastic Mr. Fox

Dahl, Roald
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My Humorous Japan YL4.0

これもイギリス人の著者が日本人の変だと思うところを書いているので、意外とわかるはずです。

あっ、これのkindle版はないですね(笑)。まあこの題材なら紙でも読めるはずなので読み通してください。

確か索引に日本語訳があったはずです。

My Humorous Japan

My Humorous Japan

ブライアンW. ポール
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Boy in the Dress YL4.0

ここら辺から、英文や英単語自体はそれほど難しくありませんが、英語の文章がだんだん長くなってきます。

長時間、長文を読める忍耐力が求められます。この忍耐力も英語多読で重要な要素なので、毎日こつこつ読んでみてください。

The Boy in the Dress: Now a Major Musical (English Edition)

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Walliams, David
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発売日: 2009/06/25
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who moved my cheese? YL4.0

ここで変わり種のビジネス書をチョイスしました。ただ100ページ以下で話も分かりやすいので、読めるはずです。

Who Moved My Cheese?: An A-Mazing Way to Deal with Change in Your Work and in Your Life (English Edi...

Who Moved My Cheese?: An A-Mazing Way to Deal with Change in Your Work and in Your Life (English Edi...

Johnson, Spencer
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The Wizard of Oz YL4.5

これも面白い作品ですが、結構長かったイメージがあります。

A Bear Called Paddington YL4.8

A Bear Called Paddington

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Michael Bond
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Charlotte’s Web (A Puffin Book) YL4.8

Charlotte's Web (A Puffin Book)

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White, E. B.
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Holes (Holes Series) YL4.6

Holes (Holes Series)

Holes (Holes Series)

Louis Sachar
1,149円(10/05 09:45時点)
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最後は、英語多読を継続できるかの分岐点と言われているHolesです。僕もこれを読破した後、相当実力が付きました。

まとめ

僕たちがよくやってしまいがちな勉強法として理論から入る方法です。単語、英文法、熟語を勉強してからやろう・・・

しかし今だからはっきりわかりますが、洋書を読みたかったら実際に読んでしまうのが一番早いです。つまり洋書を読みまくる実践から入って、気づいたら理論が分かる状態にします。

今回は実践重視の英語勉強法を考えてみました。

 

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