やばい先生|高校の日本史の先生がかっこよすぎた話。

学生生活

どうもフロッキーです。

どの学校にも名物教師がいるかと思いますが,僕の高校にいました。

その人は日本史の先生でこんな感じでした。

  • 教科書に書かれていない歴史の質問をひたすら聞いてくる(太線はなんで重要なの?など)
  • 定期テストが大学受験レベル
  • 自腹で日本の歴史を全教室分(3クラス)買ってくる

上二つはともかく,最後の自腹で「日本の歴史」を買ってくるのは単純にいい先生ですね。

今回はそんなM先生のエピソードを書きたいと思います。

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M先生ってどんな授業をしたの?

M先生の授業スタイルはかなり独特で生徒は皆恐れていていました。

というのも授業ではランダムに生徒を当てていき

「○○くん、聖徳太子が冠位十二階を定めたよね?何が重要なの?」

と圧力をかけてくるからです。そんな教科書に書いてない答えを生徒に考えさせる先生でした。

緊張のあまり

「い、色を分けることに意味があったのでは…?」などど適当に答えようものなら

「はっ!色を分けることが重要なの?適当なこと言わないでください。えーと○○くんの代わりに△△さん答えて」

と鼻で笑った挙句、他の生徒にミスをカバーさせようとするスタイル・・・。

幸いなことにそこで優等生に当たると

「日本で初めて位が設定されたことに意味があるのだと思います」

と名回答をして

「初めてって言いきれるんですか~,まあいいでしょう」

とM先生も納得の様子でした。

こんな感じで,教科書を音読していきながら太文字になっているところを,ガンガン質問してきます。

当時は怖くて緊張していたものの,今となってはいい授業だったな~と思います。

(M先生を納得させることができる人になかなか当たらず,事態が悪化することもしばしば笑)

日本史の定期試験の難易度が大学受験レベル

しかも厳しいのは授業だけではありません。

定期試験の問題は私大を意識した正誤問題や空欄補充。

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正誤問題に関しては選択式で6種類の正誤の組み合わせなので,当てカンは通用しません。

空欄に書く単語は完璧に漢字で書く必要がありました。

このように実力をしっかり見るぞ,という態度が試験からぷんぷん匂っていました。

 

平均点は100中,高くて40点、低いと30点台ということもあるぐらい定期試験とは思えない難易度でした。

M先生の口癖は

「文句は大学に言ってください。私は大学受験レベルで問題を作成しているだけですから。」

今思うとその通りですね。

ここまでしっかり試験を作ってくれる先生がいると,ほかの先生は何をやってるんだかという気持ちになりますね。

 

当然の結果かもしれませんが,M先生の授業を受けたクラスの偏差値は明らかに他の先生より高かったです。

他のクラスは偏差値50ならM先生のクラスは55~58ぐらいありましたね。同じ私立高校の同じような生徒なのに,先生でここまで差が出るんですね(笑)

猛烈な授業,高難易度な定期試験で鍛えられた結果です。

 

今思えば生徒の将来のことを考えてあえて厳しく授業をしてくれていたのだと思います。

教科書に書いてないことを質問してくるのは、

単語を丸暗記するのではなくどうしてそうなったのかを大切にしろ!

という教えなのでしょうね。大人になってようやくわかりました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

やばい先生とは,粗相をする,体臭がきついなど負のイメージもあると思いますが,今回は神のような先生の紹介でした。

僕はこんな熱い先生の授業を受けたいと,高校3年生に上がる前の選択授業で日本史を選択しました。

好みでいえば世界史が好きでしたが,M先生の授業が受けたいがために日本史を選びました。

ここまで生徒に思わせる先生はなかなかいないですよね。

 

最後にクラスの偏差値が高いことについて聞かれた時のセリフで終わりましょう。

「私の担当したクラスの偏差値が高いということですが頑張ったのは生徒たちで私は何もしてませんよ。この調子で大学受験も乗り切りましょう。」

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