「AI失業前夜」書評。人工知能が仕事奪うのが遅い理由。

雑記

洋書の読み方をnoteにまとめました!

どうもフロッキーです。

  • AIに仕事が取られるって話はよく聞くけど、全然現場は変わってないけど?
  • このままくるくる詐欺で何も来ないんじゃないの?

という方のために

人工知能が人間の職を奪っていない理由

現在の人工知能研究は「自動運転」と「フィンテック」に流れている理由

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ということを書きます。

「AI失業」前夜ーこれから5年、職場で起きること」

を参考にまとめます。おすすめの本です。

人工知能が人間の職を奪っていない理由

人工知能(の中のディープラーニング)が人間の職を奪うには2つの問題があるからです。それを解決しないことには、職を奪えないそうです。

(逆にこの問題が解決されたら、一気に奪われますが)

そして、その2つの問題を解決する前に、「自動運転」と「フィンテック」にスーパーコンピュータの力を使おうというのが、世界の流れだからです。

つまり、人間の職を奪う研究はそこまでキューピッチで進んでいるわけではないということです。

それではまず二つの問題を見ていきましょう。

ディープラーニングは乗り越えるべき問題がある

まず1つのディープラーニングの2つの問題についてです。

ディープラーニングとは

Deep Learningとは、十分なデータ量があれば、人間の力なしに機械が自動的にデータから特徴を抽出してくれるディープニューラルネットワーク(DNN)を用いた学習のことです。

ディープラーニング(deep-learning)とは?【入門編】

です。

そのディープラーニングが乗り越えるべき問題は

  • 人工知能は自分が引き起こす行動の結果を学べるようになる必要がある
  • 行動を通じて経験を蓄積できる必要がある

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です。

現在の人工知能では情報を収集して特徴を抽出することはできますが、この結果をどう活かそうとか、前回自分はこういう経験をしたなどは出来ません。

まずこの能力を人工知能に身に付けさせる必要があるようです。

「自動運転」と「フィンテック」に全力で投資されている理由

さきほどのディープラーニングの問題を超えるには、予算をその問題解決のために配分する必要がありますが、

まずスーパーコンピュータの数が足りません。アルファ碁はランキングで10位とかでしたが、ということはそれより上は9台しかないということになります。

その残りのスーパーコンピュータで私達の生活が変わるような、例えば事務作業に取って代わる人工知能研究をしたりすれば良いのですが、現時点では他の分野に配分されています。

その分野とは「自動運転」と「フィンテック」です。

理由は非常に単純でこれらの分野の方が利益が取れるからです。

大型コンピュータを保有しているアマゾンやグーグルなどの経営者が、一番力を注ぎたいのは世界の資本が流れていて経済効果のある「自動運転」「フィンテック」に投下したいわけです。

2022年に自動運転車が実用化されれば世界の物流、運輸、移動市場革命が起きます。

テスラは2022年までに自動運転レベル5を実用化させる方針ですし、フォルクスワーゲン(VW)グループは中国自動運転市場に1兆9000万円投資する計画です。

VW中国、4年で2兆円投資か シェア首位堅持、EVや自動運転に注力

金融商品の売買、保険、銀行融資など市場が大きく見返りも膨大です。大手銀行はどんどんリストラ計画を打ち立てています。

人工知能の革命はもうすぐそこまで迫っているわけですね。

まとめ

僕はこの本を読んですごく興奮しました。

AI失業を考える上でも非常に重要な本だと思います。ぜひ読んでみてください。未来予測のおすすめ本はこちらです。

【未来予想】日本の未来を知るために読むたいおすすめ本5冊。

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