どうもフロッキーです。
浪人時代に
「受験が終わったら絶対に読もう!」
と心に誓った漫画があった。
それがベルセルクだ。
最初に見たときはエロと殺戮をひたすらに描いたような作品だという印象を受けて、ブックオフで立ち読みしながらめまいがしたのを鮮明に覚えている。
そんなあまりいいとは言えない印象だったのに、なぜか絶対にすべて読みたいと思った。
そして受験も終わり、今発売されている38巻までの全巻を読み終えたところで受験期の時の確信が本物だったことを知った。
今回はそんなのめり込むことができるベルセルクの魅力について書いてみたい。
人間の欲望が全開

人間の三大欲望には食欲、性欲、睡眠欲がある。
そして戦争や殺戮というのは、人間の生命を脅かすものだからこれらの根源欲求に近い所に存在しているものだと思う。
ベルセルクの世界では、道中でこの中の性欲と殺戮の二つをメインに、様々な人間の醜いところや残酷なところが出てくる。
強姦、殺人、虐待、売春、戦争捕虜など数を挙げるとキリがないが
僕はこの会話でさえ憚られる人間の残酷なところをしっかり描いているのがベルセルクの魅力だと思う。
平和すぎる日本ではこのような世界を想像するのは難しいが、法律という名のルールがなくなった人間がどのような行動を取るのかなど分からない。
ベルセルクのような世界が日常になると思う。
Wikipediaを引用すると
古来より戦争には兵士による女性の強姦が付き物であり、陥落した城塞、征服された民族、捕虜となった少なからぬ女性は(戦った兵士への褒美や敵への見せしめという意図もあり)強姦の対象になった。最も有名なのはモンゴル帝国の創始者チンギス・ハーンとその係累・後裔であろう。帝国による降伏勧告を受け入れず抵抗の後征服された都市はことごとく破壊・略奪・殺戮され、女性も戦利品として王侯・軍隊などの権力者以下にあてがわれた。 世界各地の男性のY染色体を調べた結果、かつてのモンゴル帝国の版図に高率で共通の染色体が検出されたという話さえある[1]。

確かに種の保存という有性生殖である動物が誕生してから貫かれている大原則を意志の力で完全に制御するのは難しい。
現代人はルールで守られることが当たり前だからこのことを忘れがちだが、ベルセルクを読んで自分がこのような世界に生まれたのなら、どのように振る舞うのかを考えるのがたまらなく面白い。
ストーリー、キャラクターがとにかく熱い

ストーリーについて
ベルセルクはガッツ、グリフィス、キャスカがどういう関係にあるのかということを明らかにすると分かる。
とは言ってもストーリーの熱さを説明するのはあまり気が進まない。
なぜならその熱さは実際に漫画を読んでもらうのが一番早いし、文章で表現するのは壮大なストーリーのごく一部しか紹介できないからだ。
それでも最低のストーリーが知りたいという方のために一応ストーリーの要約を載せる。
“自分の国を持つ”という大きな野望を持つグリフィスは絶対的な力を持つ「ゴッドハンド」の五人目の守護天使となることと引き換えに自分が最も大切にしていた者たちを生贄に奉げた。生贄の儀式の生き残りでありグリフィスの片腕であったガッツは身の丈を超える巨大な剣を持つ「黒い剣士」となり、仲間を裏切って無残に殺したグリフィスへの復讐のために世界を旅する。そのころ世界では大国ミッドランドを覆う不穏な影と東方の大帝国クシャーンの侵攻により大戦争が勃発し、”蝕”による使徒の増加もあいまって世界は混迷を極めていく。
ベルセルクとは (ベルセルクとは) [単語記事] – ニコニコ大百科
これだけでは
「ようは復讐劇か」
ということになってしまうが、そんな一言で説明できる代物ではない。
この記事だけでは到底説明できない魅力がベルセルクの中にはある。
キャラクターについて
ベルセルクはこの三角関係が根底にある物語だと思う。
元々「鷹の団」という傭兵部隊のリーダーであったグリフィスは、人望、統率力、知略何を取っても完璧な天才。
大剣を振り回し人間では相手にならないほどの強さを誇り、グリフィスに大変気に入られることで鷹の団に入団したガッツ。
もともと鷹の団の千人長、副リーダー的存在だったキャスカ。
もうこれだけでも面白そうなのだが、その他にも魅力的なキャラクターが多数登場する。
画像の引用先は
ベルセルクとは (ベルセルクとは) [単語記事] – ニコニコ大百科
ベルセルクえっ!これ本当にグリフィスの顔!?拷問後の顔初公開!
http://renote.jp/articles/7873
http://blog.livedoor.jp/ascension_coaching/tag/%E5%BC%B7%E5%A7%A6
http://blog.esuteru.com/archives/8648150.html
まとめ
ベルセルクは本当におすすめできる漫画だ。
ただし、言葉では説明できることが限られる。
実際に漫画レンタルや中古でもなんでもいいので、実際にベルセルクの世界を体験してもらいたい。